最近、Duolingoの中国語版を始めて、ほぼ毎日5~10分程度、コツコツと学習を進めています。
Duolingoの中国語版は、短文ベースでリーディング、リスティング、ライティング(=並べ替え)の基本を勉強することができ、英語と同じく、無料の語学学習アプリとしては最高のクオリティだなぁと実感しています。
今は、レベル3をクリアして、レベル4の途中まで進めてきました(全部でレベル6まであります)。
Duolingoは、世界的に最も有名な語学学習アプリですが、
「Duolingoの中国語版をネイティブに見せたら、どう思うんだろ?間違いとかあるのかな?」
とふと疑問に思い、北京出身で1年前に来日した中国人の友人に見せてみました!
もちろん、コンテンツの全てをチェックしてもらう時間はないので、15分ぐらい私が使っている様子を見てもらうことに。
結論から言うと、15分の使用中、2つおかしい点があると指摘を受けました。
Contents
1. Duolingoを中国人の友人に見せた結果
1.1 文章のおかしさ
まず、指摘を受けたのは以下の文章です。
この文は、「彼女は昨晩、9時45分に寝ました」という意味ですが・・・
1.2 発音のおかしさ
次に、指摘を受けたのは以下の発音です。
これは、答えとしては「办公室」(=オフィス)を選択するのが正解ですが、単語の発音は4つとも聞くことができます。
ここで、「叉」(=フォーク)を選択すると・・・
2. その他のデメリット ~基本的な英語力の必要性~
このように、15分の使用中に2つの指摘を受けました。
これはたった15分の話なので、もっと色々な部分に突っ込みどころがあるかもしれません。
Duolingoは世界的でもメジャーな語学学習アプリですが、それでもネイティブから見ると、完全ではないということですね。
また、Duolingoは英語をベースにして作られたアプリであるため、Duolingoで中国語を学ぶ際には、基本的な英語力も必要です。
例えば、リーディングの問題は並び替えで回答するのですが、
“What day of the month is it on Sunday”や、”I am learning Chinese because I need to go to China”のように英語での回答が求められます。
中学レベルの英語が身についている方には問題がないですが、「英語はサッパリだけど中国語を学びたい」という方は、苦戦するでしょう。
まあ、見出しには「デメリット」と書きましたが、ある意味、中学英語の復習もできるので、人によってはメリットと言えそうです(笑)
3. Duolingoに限らず、youtubeも正しいとは限らない
この記事では、Duolingoについて、ややネガティブな面を書きましたが、「内容が正しいとは限らない」という点は、アプリだけではなく、youtubeに対しても言えることです。
例えば、私も好きでよく見ている李姉妹chの動画です。
この動画では、晩安(=おやすみ)は、あまり使用されず、「よそよそしい感じ」(8:52)と紹介されています。
この動画を、北京出身の同じ友達に見てもらうと・・・
「晩安wanan」を「我w爱a你n」(=愛してるよ)にかけて、逆に恋人同士でよく使われると教わりました。
李姉妹が間違いで、この友達が正しいと言いたいのではなく(むしろ、この友達が間違っている可能性もあるw)、中国語があまりにも広すぎて、単一の正解を求める姿勢がそもそも誤りという気がしてきます。
アプリを使うにせよ、youtubeを使うにせよ、中国語を学ぶ際には、「単一の正解はない」という意識をより強く持つ必要を感じました(そもそも、語学学習はそういうものかもしれませんが、中国語の場合には特に)。
4. とは言え、Duolingoはおすすめ
以上、この記事では、全体的にDuolingoにケチをつけるような内容になってしまいましたが、それでも、無料の(初心者向け)中国語学習アプリとしては現時点で最強であることは変わりません。
これからもDuolingoに頼りつつ、一方、絶対視することもなく、レベル6まで完走しようと思います。
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