台湾は親日って本当!?半年間、滞在して見えた真実と危険性

英語ブロガーのアツトです。

「台湾は親日国家」という話は、少し歴史や社会情勢に詳しい方なら、聞いたことがあると思います。

私自身、何度かそういう話を聞いたことがあったのですが、昨年(2019年)、半年近く台湾の首都台北に滞在し、ある程度、実態が見えてきました。

そこで、この記事では、「本当に台湾って親日なの?」と疑問に思っている方に向けて、私が感じた実態と親日思想の危険性について書いてみようと思います。

なお、今回滞在していたのは、台北という台湾の最も都会的な都市の話です。地方の田舎に行けば、話が違うかもしれませんので、そこはご了承ください。


1. 台湾における日本の存在感

1.1 マンガ・アニメの人気

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まず、台湾に住んですぐに気づくのは、日本のアニメ放映の多さです。

上の画像は、しまじろう、ちびまる子ちゃん、こち亀、あたしんちのテレビ放映ですが、これはたった一日で撮ったものです。

特に、ちびまる子ちゃん(台湾名:櫻桃小丸子)とクレヨンしんちゃん(台湾名:蜡笔小新)の人気は絶大で、大袈裟ではなく、毎日どこかのチャンネルで放映しています。

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また、この画像は、たまたま台北市内を歩いていた時に見かけた路上ライブなのですが、なんとちびまる子ちゃんのおどるポンポコリンを演奏していました。

台北で知り合った台湾人の中では、最近、好きな漫画として鬼滅の刃を挙げる方も多く、日本の漫画やアニメは台湾で相当人気が高いと思って間違いないでしょう。

1.2 日本食店の多さ

台湾親日3

次に、台北市内を歩き回ってすぐに気づくことの一つは、日本食店の多さです。

松屋、吉野家、ココイチ、丸亀製麺、大戸屋のようなチェーン店は非常によく見かけますし(しかもメニューや味もほとんど同一です)、寿司屋や日本風のラーメン店(「日式拉麺」と言います)も数が多いです。

一番、ビックリしたのが、観光客がほとんどいないデパートのフードコートに行ったら、約10店舗中半分ぐらいが日本食の店だったことです。

日本人が多い地区ならそれも理解できますが、日本人があまりいない地区でこのような状況だったので、とても驚きました。

1.3 日本製品の多さ

台湾親日4

すごくどうでも良い話ですが、私は高校生の時にニキビが多く、それからはずっとビオレのスキンライフを愛用しています。

また、乾燥肌なので、minonの保湿化粧水(もっとしっとりタイプ)も数年前から使っています。

台湾に来る前に、「洗顔料と化粧水は日本で買っておかないと!」と思い、半年分を用意していたのですが、その準備は完全に無意味なものでした。

なぜなら、台北のドラッグストアに、ビオレのスキンライフもminonの化粧水も売っていたからです。

なんとなく、私のイメージでは、日本製品が欲しければ、専門店に行く必要があると思っていたのですが、台湾では、ドラッグストアでもコンビニでも、日本製品(お菓子も)が至るところで売られています。

1.4 日本語学習者の多さ

ミートアップ

また、私は台北での滞在中、meetupというアプリを使って、国際交流イベントにもよく参加していたのですが、日本語を学習している台湾人の方とも非常に多く出会いました。

日本語のイベントであれば、日本語学習者が参加するのは当然ですが、英語メインのイベントに参加しても、3~4割ぐらいの人は日本語も同時に学習されていたりします。

日本に留学経験がある方もたくさんいらっしゃいました(早稲田や慶應が人気だそう)。

余談ですが、meetupは台北だけではなく、全世界でポピュラーなアプリで、日本でも多くのイベントが開催されています。以下の記事でも紹介していますので、是非、参考にしてください。

社会人英会話サークルおすすめ5選(全て参加した実体験レビュー!)

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2. 日本人は親米なのかという話

以上、紹介した話をまとめると、「台湾は親日で間違いないじゃん!」という結論になるように一見、見えます。

実際、そうかもしれません。

ただ正直、私はこの結論に関して若干の違和感を感じるのです。

と言うのは、例えば、日本人の多くはiphoneを持ち、amazonで買い物をし、マクドナルドに行ったり、ディズニー映画を見たりするでしょう。

でも、だからと言って、「日本人は親米」と結論づけるのは違和感を覚えないでしょうか?

なぜなら、日本にとってアメリカは、身近すぎて好きとか嫌いという感情を超えてしまっているからです。

マックで食事をした後に、スタバでコーヒーを飲みつつ、アメリカの悪口を言うのも十分あり得る話です。

そういう意味で、台湾にとっての日本も、好き/嫌いの感情というよりは、生活にかなり密着した存在と言った方が現実に近く思えたのです。

何度も断っておきますが、これは台北という都会の話です。地方の田舎に行けば、話が違うこともあり得るでしょう。

3.【最後に】親日の危険性

最後に、是非とも述べておきたいのが、親日という考え方の危険性です。

むしろ、この部分を書きたくて、本記事を執筆したと言っても過言ではありません。

私の知り合いの台湾人で、留学エージェントの会社で仕事をしている方がいます。

主に、台湾への留学を希望する日本人のサポートをする仕事です。

で、その方曰く、

なぜ台湾に留学しようと思ったのですか?

と聞いたときに、かなり多くの日本人が、

台湾は親日だから

という理由を挙げるらしいです。

これは、とても失礼で台湾へのリスペクトに欠ける話だと思います。

これを逆の立場で考えてみましょう。

例えば、日本に留学しているアメリカ人がいたとして、

なぜ日本に留学しようと思ったのですか?

と聞いたときに、

日本人はアメリカが好きだから

と言われたら、微妙な気分にならないでしょうか?

なぜなら、考え方が自国目線で相手国へのリスペクトに欠けるからです。

俺のことを好きなお前が好き」というナルシストっぽい思考ですね笑

また、そうした自国目線の考えは、せっかく外国に留学したにも関わらず、相手国の文化を学ぼうとする思考を委縮させます。

まあ、核兵器を保有し、尖閣諸島近海に積極的に侵入する某C国と比べれば、台湾の方がとっつきやすく感じるのは、仕方ない話だと思いますが(笑)、親日という自国目線の思考に凝り固まって、相手国へのリスペクトに欠けるような態度は慎むべきだと思います。

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