在籍8年のベテランに聞いた!翻訳者ネットワーク「アメリア」の評判

アメリア翻訳評判

フリーランス特許翻訳者のアツトです。

皆さん、翻訳者ネットワーク「アメリア」をご存じでしょうか?

株式会社アメリア・ネットワークが運営する、翻訳の仕事獲得とスキルアップを支援する有料の会員制サービスです。

なんと、同会社は1985年から30年以上にわたり同様のサービスを提供してきており、特に翻訳未経験者のスキルアップ支援、仕事獲得支援に定評があります。

しかし、アメリアに登録していないと、イマイチその実態が掴めず、評判や口コミ情報を知りたい方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、30代翻訳未経験者の状況からアメリアに加入して8年間在籍し、現在はフリーランス翻訳者としてご活躍をされている高木さんに経験談を寄稿して頂きました!

(上の画像は、高木さんが当時アメリアネットワークに入会された初期の頃の資料画像です)

高木さんは、アメリア加入前に複数の翻訳学校に通ったものの、実際の仕事を得ることはできなかったそうです。

しかし、アメリアに加入して努力をされた結果、クラウン会員となり、アメリア経由で初仕事を得られたのこと。

同じような状況にある翻訳学習者、翻訳未経験者には、とても参考になる内容だと思います。

とりあえず、「1. 翻訳者ネットワーク「アメリア」について」としてアメリアの基本情報を載せていますが、既に基本情報をご存知の方は目次のリンクから体験談までジャンプして下さい。

アメリアでは、定期的にお得な入会キャンペーンが実施されています。最新情報は公式サイトをご確認下さい(個人ブログや非公式サイトの情報は古いことがあるのでご注意を)

翻訳者ネットワーク「アメリア」の公式サイトへ



1. 翻訳者ネットワーク「アメリア」について

1.1 アメリアの入会情報

アメリアの会費は?

入会金5400円、年会費16200円(税込)の初年度合計21600円(月額換算すると、初年度は1800円、二年目以降は1350円)です。

個人事業主の場合、これらの費用は経費として落とせるというメリットがあります。

翻訳の分野は?

フィクション、ノンフィクション、映像、字幕、吹き替え、IT・テクニカル、ビジネス、金融、特許、メディカルなど、あらゆるジャンルの翻訳がカバーされています。

翻訳の専門分野が決まっていない方は、アメリアで様々な分野の翻訳にチャレンジされると良いですね(^O^)

英語以外の言語は?

アメリアに寄せられる求人情報の86パーセントは英語で、それ以外が他言語になっています(公式ページより)。

出典:翻訳者ネットワーク「アメリア」公式より

1.2 アメリアに入会するメリット

約250件の翻訳関連求人に応募可能

アメリアには、一般的な大手の求人サイトには未掲載の翻訳求人情報が豊富に掲載されています(実は、以前私は知り合いのアメリア会員のPCでログイン画面を見せてもらったことがあるのですが、私の業務分野である特許翻訳の求人でも、初めて見る求人情報がありました)。

基本的に、翻訳関連の求人は経験者募集が多いですが、アメリアの場合は約2~3割が未経験者可の求人です。

クラウン会員制度

アメリアでは、毎月、定例トライアル(*)が実施されており、そこで好成績を修めるとクラウン会員になることができます。

クラウン会員になると、翻訳未経験者でも経験者の求人情報に応募できるというから驚きです。

以下にアメリア公式ページから転載した求人情報にも、「翻訳経験年数3年以上ある方、もしくはテクニカルクラウン会員、ビジネスクラウン会員の方」とあるのが分かります。

もちろん、クラウン会員になるのは簡単ではないでしょうが、未経験者でも能力次第で経験者求人に応募可能というのは、非常に夢がある話ですね。

アメリア評判

出典:翻訳者ネットワーク「アメリア」公式より

(*)定例トライアルとは

「仕事として通用するレベル」を審査基準に、アメリアが毎月独自に開催している翻訳の模擬試験。第一線で活躍するプロの翻訳家が、応募された訳文を原文の理解度や構成力などの項目別にチェック。総合評価としてAAからEの6つのレベルで判定されるため、レベルチェックやスキルアップの指標になる。会員であれば、2001年からの定例トライアルの過去問とその詳細な解説も閲覧可能になるため、翻訳の実践的な学習教材を膨大に入手可能。

翻訳の未経験者の方の場合、

翻訳の分野がたくさんあって、どの分野が自分に合ってるのか分からない

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

その点、定例トライアルでは、特許、医薬、金融、IT、フィクション、字幕、吹き替えなど、実務分野のあらゆる分野がカバーされているため、様々な分野の定例トライアルに応募したり、過去問を勉強することで、自分の適性を知ることができるのです。

後述の体験談にもあるように、高木さん自身もアメリア入会当初は、字幕や吹き替えに興味があったそうですが、アメリアでの定例トライアルを通じて、「やはり、自分は実務翻訳に向いている」と気づかれたとのこと。

また、翻訳の未経験者の場合、「どのような翻訳文を作ればプロとして通用するのか?」疑問に思うものですが、要するに定例トライアルの解答レベルの翻訳文を作ればプロとして通用するという、非常にわかりやすい話です。

翻訳の専門分野が決まっていない方は、定例トライアルの過去問およびその解答を勉強して、「自分がプロとして通用しそうな分野を見つける」という戦略もありでしょう。

2001年から蓄積されている膨大な定例トライアルの過去問と、プロによる詳細解説を入手するだけでも、年会費の価値は十分にあると言えそうですね。

なお、特許翻訳者の私に言わせて頂くと、特許翻訳は稼げるのでおすすめですよ!(笑)

年収1000万も可能!?現役特許翻訳者が収入を赤裸々に語る

2017.08.12

情報誌・メルマガの発行

アメリアでは、毎月、翻訳業界の最新情報や、トライアルの傾向、スキルアップに役立つ情報などが記載された情報誌が発行されます。

翻訳者として常に一人で仕事をしていると、現場の最新情報が分からないため、トライアルの新傾向を知れるというのは、大きなメリットですね。

また、週2回発行されるメルマガでは、月平均50件の新着求人が通知されます。一般的な求人サイトに登録されている翻訳求人の数を考えると、月平均50件というのは驚きの数字です!

対面・メール・電話での無料カウンセリング

アメリアに入会すると、仕事の見つけ方やキャリア相談に関する無料カウンセリングを受けることができます。

私も転職活動中には、某転職エージェントのカウンセリングを受けたことがあるのですが、業界情報を熟知している方からアドバイスを受けるのは非常に有益です。

掲示板での交流

翻訳未経験者の方が一人で学習をしていると、孤独に感じたり、モチベーションの低下を感じる場面があると思います。

その点、アメリアでは掲示板で他の会員と交流することができる仕組みがあります。

私の場合は、以前に在籍していた特許翻訳会社からの知り合いがたくさんいますが、やはり彼らと交流することは翻訳のモチベーション維持に大きく貢献しています。

1.3 アメリアに入会するデメリット

対面での講義はなし

アメリアはオンラインのネットワークであるため、他の翻訳学校のように、対面での講義や授業はありません。

翻訳学校であれば、決まった日に決まった教室に行くことで、学習のペースを維持することができますが、アメリアでの学習は、定例トライアルの過去問をベースにした自学自習が基本です。

怠惰な人には間違いなく向いていないでしょう。

会費が高額

アメリアに関するネット上の口コミを見ていると、15000円という年会費が高額という意見をよく目にします。

これが月会費制でしたら、登録1ヶ月で求人を見つけて、サクッと退会する(笑)こともできると思いますが、アメリアは年会費制のため、そうはいかないシステムですね。

アメリアに登録するのであれば、なんとしても仕事をつかみ取りたいところです。

退会手続きを忘れやすい

これは自己責任も多少ある話ですが、アメリアの年会費は自動引き落しのため、ついうっかり退会を忘れて、次年度も課金されてしまった・・・という声も聞こえます(^_^;)

昔は、退会手続きのために書類返送手続きが必須だったらしく不満の声があったようですが、現在ではウェブサイトから退会手続きが可能です。

更新の1ヶ月前にはアメリアから通知も届きますので、退会される方は忘れないように!(笑)

2. アメリア体験談(30代未経験から翻訳の道に進んだ高木さんの例)

以下、30代未経験者から翻訳の道に進み、現在はフリーランスとしてご活躍されている高木さんの経験談を掲載します(太字による強調表示は高木さんがつけられたものです)。


フリーランス翻訳者の高木です。

以前は高校で英語教師をしており、現在は、新聞や雑誌、ウェブを中心に翻訳活動を展開しています。

最近、関連するネット等の情報を見たり、巷の話を聞いたりしていると、専業兼業を問わず翻訳者を目指している方がいかに多いか感じているところです。

私自身フリーランスになるまでいろんなことに挑戦してきて今日を迎えているわけですが、そんな方々がよく耳にする学習機関の一つにアメリアネットワークがあるのではないでしょうか。

でも、「広告を見たり、うわさを聞いたりはするけど、実際はどんなところ?」、「やってみて成果は得られるの?」など、不安を持っておられる方も多いと思います。

そこで、今日はそんな方々に、私がアメリアで経験したすべてを包み隠さず披露しようと思います。

1.私がアメリアネットワークに入会したきっかけは?

そもそも、私がアメリアに入会したきっかけと言いますか目的は、話せば長くなりそうなのですが、そこはほどほどに・・・

フリーランス翻訳者を志したのは30代の頃になりますが、初めは書籍や映像(映画やDVDなど)分野の翻訳者を夢見て、バベルインスティテュート(旧バベル翻訳外語学院)に通ったり、The Japan News の翻訳コンテストに応募したりしていました。

バベル通学時にはフリーランスを目指すたくさんの仲間に出会えましたし、講師の先生を通じて書籍(イギリスの短編集やハーレクインロマンシリーズ)の下訳なども何度か経験させてもらったりしたのですが、自分よりはるかに優秀な人たちを目の当たりにし、多少気後れしたことを思い出します。

The Japan Newsの翻訳コンテストの方も、優秀賞や佳作を何度かもらったりしたのですが(読売新聞オリジナルの図書カードが送られてきました!)、修行の場としては良かったものの、結局仕事に結びつくものでもなく・・・

ちょうどその頃、確かネットの広告か何かで「アメリアネットワーク」の存在を知ったのです。

皆さん同様、初めは多少不安もあったのですが、とにかく「仕事に結びつく」何かをしなければという思いが当時は強かったので、すぐに入会することにしました。(*今もそうだと思いますが、「仕事をゲットできる」というのがアメリアの大きな売りだったのです!)

2.アメリアに入会してみて、果たして成果は得られたか?

アメリア入会後は、まず毎月実施される「定例トライアル」に応募しました。これには分野があって、私の場合、前述の通り書籍は無理との考えから、「ノンフィクション」と「映像(字幕/吹き替え)」に的を絞って応募していました。

これを続けていくうちに、「映像」分野で『クラウン会員』の資格を手にすることに(「ノンフィクション」の方はイマイチでした)。

クラウン会員になるにはもちろんそれなりの努力が必要ですが、私の場合、毎回送られてくるフィードバック資料(各分野のプロの選者による解説を含むかなり詳細な資料)を一つ一つ丹念に復習し、関連する分野の翻訳技術(「映像」の場合、字幕と吹き替えでは必要な技術に違いがある)を身に着けていったことがクラウン会員になれた要因だと思います。

一方で、年に1回実施されていた「翻訳トライアスロン」(上位入賞者には仕事紹介等の特典付き)にも何度か応募してみました。「出版」、「実務」、「映像」の3分野で競い合うコンテストでしたが、意外なことに「実務」分野での評価が高く(ベスト10に入賞したことも!)、「映像」分野はまあまあで、自分を知る良い機会にもなりました。

やはり、クラウン会員の資格を得ると仕事に結びつくことが多く、アメリアのHPをご覧になったクライアントの方が会員紹介ページの中から私に仕事の依頼をして下さるようになりました。

こうして、ようやく念願であった翻訳者の仕事を始めることができたのです。

また、アメリアには、会員サイト内に「交流の広場」的なスペースがあります。会員の中には、女性であり働きながら、あるいは子育てしながら翻訳者を目指していたり、私のように第2の人生として翻訳者を志す方も多く、そうした方々にとって、アメリアは単に翻訳技術を学んだり仕事をゲットしたりするだけではなく、互いにモチベーションを維持し合える良い場となっています。

3.アメリア退会とその後

アメリア経由でお仕事を頂くようになり、フリーランス翻訳者としてやっていく自信を身に着けた私は、満を持して8年間お世話になったアメリアを退会することにしました。

アメリア退会後、それまでの経験を踏まえ、私は「実務翻訳」でやって行く決心をしました。自分の目標(というより、適性)が「出版」→「映像」→「実務」へと移ってきていることを自覚したからです。

いずれにしろ、その後、「実務」分野に的を絞った私は、翻訳会社のトライアルに挑戦することになります。アルク社の『翻訳事典』(年1回発行)の巻末にあるリストから選んだ数社を受験し、その結果2社に合格、登録することができました(詳細については、ここでは触れませんが、受験した5社のうち書類選考はすべて通過、2社に合格、3社が不合格でした)。

4.アメリア入会を検討している方へ

こうして、なんとかフリーランスとしての道を歩み始めた私ですが、最後に、今アメリアに入会しようかどうか迷っているあなたへ、いくつか参考になりそうなことをまとめてみたいと思います。

その1・・・何といってもアメリアの基本は『自学自習』です。つまり、そこでは翻訳者になりたいという強い意志が必要です

その2・・・翻訳者と言ってもどうすればなれるのか、よくわからない人が多いのではないでしょうか?私もその一人でした。広い意味で「キャリアを積む」と考えてみてください。実際、私の場合も、翻訳会社へアプローチする際、履歴書に翻訳学校やアメリアでの経験をできるだけ書くようにしていました。私の経験上、これは効果的なアピールになったと思います。

その3・・・上でも少し触れましたが、アメリアにはサークル的な要素があって、同じ志を持つ仲間と出会えるチャンスが広がり、情報交換できるという点がメリットとなっている気がします。元来、翻訳作業は孤独なもの。SNSを通じて仲間と交流できるのは心強い限りです。

以上、私の経験談を含め、アメリアネットワークのことを紹介してきましたが、いかがでしたか?少しでも皆さんの参考になれば幸いです!

今、翻訳者を夢見ているあなた、ぜひ一歩ずつ前進していってください。応援していますよ(^○^)/

3. まとめ ~アメリアが向いている方とは?~

以上、高木さんの経験談でした!

30代未経験という状況から、最初は本業を持ちながら翻訳を学習され、最終的にフリーランス翻訳者としての夢を叶えられた高木さんには頭が上がりません。

高木さんの話をまとめると、アメリアは以下のような方に特に向いていると言えるでしょう。

アメリアが特に向いている方・翻訳の専門分野が決まっていない方(⇒定例トライアルを活かして適性を発見!)

・翻訳未経験の方(⇒豊富な未経験求人&無料カウンセリングで仕事をゲット!)

特に、高木さんも体験談に、「仕事をゲットできるというのがアメリアの大きな売り」と書かれている通り、「翻訳の仕事をしたいけれども、仕事をゲットできていない方」こそがアメリアから最大の利益を享受することができます。

ネット上で、他のアメリア経験者の情報を見てみても、「翻訳の仕事をもらえるようになったから、アメリアは不要になった」と書かれている方は多いです。

一度、翻訳の仕事を獲得すると、1つの案件だけでも数万円以上の収入が得られることが多い(私の専門分野である特許翻訳の場合は1案件10万~30万程度)ので、そのような意味で、アメリアの年会費(初年度21600円、次年度以降は16200円)は、将来への投資として決して高くはないと言えそうですね。

本記事が、アメリアへの入会を検討している方の参考になれば幸いです。

アメリアでは、定期的にお得な入会キャンペーンが実施されています。最新情報は公式サイトをご確認下さい(個人ブログや非公式サイトの情報は古いことがあるのでご注意を)

翻訳者ネットワーク「アメリア」の公式サイトへ

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