翻訳の副業を在宅でする4つの手段~あなたの英語力を活かそう!~

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フリーランス特許翻訳者のアツトです。

昨今の副業ブームから、「未経験でも、自分の英語力を活かして在宅で翻訳の副業をしたい!」という需要の高まりを感じています。

翻訳は、仕事の時間と場所を選ばず、かつ翻訳の過程を通じて語学力のスキルアップにもつながるため、副業としては申し分ないと言えるでしょう。

私の会社員の友人からも、「在宅で翻訳の副業をするためにはどうすれば良いか?」と聞かれることもあり、このテーマについてまとめようと思いました。

まず、そもそも「翻訳」と言っても分野が複数あり、大まかには「実務翻訳」、「出版翻訳」、「映像翻訳」に分かれます。

実務翻訳とは

実務翻訳とは、別名「産業翻訳」とも言われ、企業活動に関わる文書全般、ニュース、マニュアル、ウェブサイト、特許、医薬関連の文書の翻訳などを意味します。翻訳の仕事の9割を占めるのは実務翻訳であるとも言われます。

出版翻訳とは

出版翻訳とは、海外で出版された書籍や雑誌の翻訳をおこなうものです。

映像翻訳とは

映像翻訳とは、映像と外国語音声を元にして、日本の視聴者向けに吹き替えのセリフや字幕を作成するものです。

このように、翻訳にも分野が複数ありますが、上で述べたように、翻訳の仕事の9割を占めるのは実務翻訳であると言われるため、以下では、実務翻訳を副業にするための方法について述べます。

また、「ぶっちゃけ翻訳って稼げるの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、現役翻訳者の視点から、最後にその点についても触れておきたいと思います。

1. 在宅で翻訳の副業をする4つの手段

1. 1 クラウド翻訳サービスに登録する

仕事の獲得しやすさ:

報酬の高さ:

クラウド翻訳サービスとは、オンライン上で翻訳の仕事の受注から納品までを完結させるものです。

代表的なサービスとしては、Conyac、gengo、YAQSがあります。

通常、クラウド翻訳サービスに登録して仕事をするためには、試験を受けなければならないのですが、Conyacに関してはなんと無試験でいきなり仕事をすることができます。

しかし、その場合は収入が低く、以下の方は30分で70円の収入を得たとのこと。

原文1本が短い(長い記事は分割されていて、一部だけでもよい)ので、30分程度で一つの翻訳ができた。とはいえその1本で報酬は70円程度だが。

引用:https://note.mu/yuco/n/n36e649fa5999

また、登録時には必ず試験を課しているgengoですが、CEOのロメイン氏はインタビューで、2万人の登録翻訳者の中で一番稼いでいる方で年収450万と語っています(出典:「言語の壁」をクラウド型人力翻訳でなくす)。

このようにクラウド翻訳サービスは、報酬額の低さが難点ですが、「とにかく、まずは収入を気にせず、翻訳の仕事をしてみたい!」という方にはお薦めです。

また、以下で述べる2~4の方法だと、数時間~数日もの時間がかかる翻訳の案件がほとんどですが、クラウド翻訳サービスの場合は、1文のみ翻訳という仕事があるのも、気軽に翻訳の仕事をしたい方にはメリットと言えるでしょう。

1. 2 クラウドソーシングサービスに登録する

仕事の獲得しやすさ:

報酬の高さ:

クラウドソーシングサービスも、クラウド翻訳サービスと同様に、オンライン上で翻訳の仕事の受注から納品までを完結させます。

代表的なサービスには、ランサーズ、クラウドワークス、ココナラがあります。

クラウド翻訳サービスと異なるのは、クラウドソーシングサービスでは翻訳以外にも様々なサービス(ライティング、ウェブデザイン、システム開発、イラストなど)が取引されている点です。

クラウドソーシングサービスは、依頼者と翻訳者との直接取引が原則となるので、翻訳料金は自分で設定できますし、また仲介会社のマージン(=システム利用手数料)も、クラウド翻訳サービスに比べれば低めです。

要するに、クラウド翻訳サービスよりも稼げる可能性が高いわけですが、その分、現役翻訳者も多く登録しており、仕事の獲得競争率は高いです。

翻訳未経験者であれば、まずは現役翻訳者の7~8割程度の金額で仕事を請け負って実績を積み、高評価を得るという過程を経る必要があります。

1. 3 求人サイトに応募する

仕事の獲得しやすさ:

報酬の高さ:

おそらく、翻訳の仕事を始めようと考える多くの方は、まず求人サイトを見るのではないでしょうか?

そして、実感するはずです。

「条件:翻訳経験〇〇年以上」の多さを。

そもそも、顔が見える正社員であれば社内教育ができますが、顔が見えない在宅翻訳者に対しては時間をとって教育することもできないわけですから、依頼側が経験者を求めるのは当然です。

募集が完全にゼロというわけではないので、一応3つ目の方法として記載はしましたが、未経験者が求人サイトを通じて副業翻訳を始めるのは、ほぼ不可能に近いと思います。

*念のため、補足しておきますが、通勤ありorフルタイムの採用であれば未経験者の求人は少なからずあります。本記事は「在宅の副業」を趣旨としているため、「ほぼ不可能」と表現しました。

1. 4 アメリアネットワークに入会する

仕事の獲得しやすさ:

報酬の高さ:

翻訳者ネットワーク「アメリア」は、株式会社アメリア・ネットワークが提供する、翻訳の仕事獲得とスキルアップを支援する有料の会員制サービスです(入会金5400円、年会費16200円)。

翻訳スキルの教育と、仕事の紹介という二つの機能を備えている珍しいサービスで、通常の求人サイトには登録されていない未経験者可の案件も豊富に揃えているのが特徴です。

しかも、このサービスが凄いのは、クラウン会員制度というもので、未経験者でもアメリアの実施する定例トライアルで好成績を取れば、経験者向けの求人に応募できるという点です。

せっかく翻訳の仕事をするなら、きちんと翻訳の基礎を学んでおきたい!

お小遣い程度ではなく、しっかりと翻訳で稼ぐためにスキルや専門性を高めたい!

最初は副業のつもりだけど、場合によってはプロの翻訳者を目指すのもありかも?

という考えをお持ちの方にお薦めです。

ここまで来ると、副業ではなく複業というレベルだと思いますが、得られるものは大きいと思います。

以下は、最初は高校教師として仕事をしつつ、アメリアで翻訳を学び、現在はフリーランス翻訳者として仕事をされている高木さんの体験談です。

高木さんも、始めは公務員の仕事と翻訳の仕事のダブルワークをされていたそうなので、とても参考になります!

在籍8年のベテランに聞いた!翻訳者ネットワーク「アメリア」の魅力

2017.08.28

2. ぶっちゃけ翻訳は稼げるのか?

本当に身もふたもない言い方をすると、人によるとしか言いようがありません(笑)

翻訳の収入は処理量によって大きく影響を受けるため、「翻訳が早い人=たくさん稼げる人」というのは真実だからです。

しかし、確実に言えるのは、翻訳でしっかりと稼ぐためには分野選びが重要です。

具体的には、私の専門である特許翻訳や医薬翻訳という分野は専門性が高く、素人がいきなり手を出せるものではありませんが、その分、稼げます。時給換算すると、4000~5000円というのはざらです。

逆に、IT翻訳などは価格破壊が起きており、稼げない傾向があります。

翻訳の専門性を磨かず、語学力だけで勝負をする場合には、時給換算で2000円程度が一つの壁になるでしょう。

もちろん、副業としての翻訳にどの程度深く関わるかは個人の好みの問題ですので、専門性を磨くべきだと言うつもりはありません。

ご自身の持ち前の語学力だけを活かして、お金を期待しない代わりにマッタリ翻訳をするのか?

語学力に加えて翻訳の専門性を磨いて、お金をたくさん稼ぐのか?

全ては個人のスタンスの問題だと思います。

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