英語ブロガーのアツトです。
最近、かなり人気が高まってきたオンラインTOEIC講座のスタディサプリENGLISH TOEIC対策コース。
スタディサプリTOEICには、現在16冊のテキストが販売されているのですが、実はこれ、受講者限定の販売ではなく、リクルートIDを取得(無料)さえすれば、誰でもテキストを購入することが可能です。
「じゃあ、TOEIC対策コースを受けなくても、このテキスト本を買えば十分なの?」
中には、そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
そこで本記事では、スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースのテキストの中身をレビューしつつ、
「テキスト本は買った方が良いのか?」
という点について、スタディサプリTOEICの受講者である場合と受講者でない場合を分けつつ、考えてみたいと思います。
最大6000円キャッシュバックのキャンペーンなので、かなりお得ですね。詳細は公式サイトをご確認下さい。
Contents
1. スタディサプリTOEICテキストの中身を紹介
1.1 パーフェクト講義4冊
スタディサプリTOEICにはパーフェクト講義という関正生先生によるコンテンツがありますが、それに対応して、テキストもPart1からPart7まで4冊用意されています。
解説の他に、それぞれのPartの例題も収録されていますが、問題内容もアプリ版と同じです。
1.2 パーフェクト講義英文法編2冊
パーフェクト講義~英文法編~のコンテンツにも、2冊テキストがあり、基本時制、進行形、完了形などなど、高校レベルの復習とTOEIC対策の頻出事項を学ぶことができます。
めちゃくちゃ英語が苦手な方は、これだけでは不安ですが、高校時代、英語に苦手意識がなかった方であれば、英文法の本はこの二冊で十分とも言えるでしょう。
1.3 実戦問題集10冊
スタディサプリTOEICのアプリ版では、実戦問題集がvol1からvol10まで用意されていますが、それに応じて、テキストも10冊用意されています。
1冊あたり1200円の金額で、内容はアプリ版と同じのため、買う必要性はあまり感じられないかもしれません。
ただ、アプリだと、どうしても問題集を使う上で、画面を切り替える必要があり、本のように全体をざっと見直すことができないというデメリットがあります。
ですから、スタディサプリTOEICのユーザーの方でも、復習用に買っておくのは悪くない選択です。
2. スタディサプリTOEICテキストとアプリに違いはある?~
さて、ここでスタディサプリTOEICのテキストに関して気になることとして、
「スタディサプリTOEICの内容は、全てテキストになってるの?何か中身に違いはある?」
ということではないでしょうか?
いくらスタサプがテキスト化されたと言っても、中身がかなり違ったり、内容が削られていたりしたら気になりますよね。
そこで、アプリの内容とテキストの内容を比較してみます!
2.1 目次を比較してみる
まずは、目次の比較です。
<パーフェクト講義:メニュー画面>
<テキスト本:目次>
若干、見にくくて恐縮なのですが、パーフェクト講義のメニュー画面では、
「例題1 状態と進行の区別」
「演習1 状態と進行の区別」
「例題2 抽象的な語句」
「演習2 抽象的な語句」
「例題3 位置関係の問題」
・・・
という構成になっているのが分かります。
一方、テキストの方では、
「例題1 状態と進行の区別」
「例題2 抽象的な語句」
「例題3 位置関係の問題」
・・・
という構成になっており、「演習」の項目が見当たりません!
でも、安心して下さい。これは目次に掲載されていないだけで、実際は、パーフェクト講義の「演習」に相当する内容が、そっくりそのまま、テキストの「例題」の項目に入っています。
1.2 内容を比較してみる
次に、一番重要な内容を比較してみます。
<パーフェクト講義:「例題1 状態と進行の区別」より>
<テキスト本:「例題1 状態と進行の区別」より>
これね、比較してビックリしたんですよ。
正直、テキストの中身を見るまでは、
「テキスト本では、講義動画の内容の一部は省略されてるんだろうな~」
と思っていたのですが、講義動画とテキスト本の中身をたくさん比較しても、全く省略がない!
もちろん、関先生の「ええと・・・」みたいな部分は省略されていますよ(笑)
しかし、内容上の省略は一切なく、関先生の講義内容のポイントが漏れなくテキストに反映されています。
例えば、上の画像は、TOEICのリスニングの引っかけとして非常に多い「beingとbeenの発音の違い」に関する講義部分ですが、講義の内容がそのままテキストに記載されています。
3. スタディサプリTOEICテキストを買うべき?
3.1 「スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース」の受講者である場合
上でレビューした通り、スタディサプリTOEICの内容とテキストの内容は、目次も、解説も、収録されている問題も、全てが同一になっています。
要するに、テキストはスタディサプリTOEICの正確なまとめノートになっているのです。
ということは、スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースの受講しており、動画を見つつ、自分でまとめノートを作っている方の場合、はっきり言って、買う意味はあまりありません(まとめノートを自分で作っていても、まとめ方に自信がない方の場合は、もちろん買う意味があります)。
ただ、TOEIC対策コースを受講していても、勉強する時間が通勤・通学電車の中だったり、ノートを取るのができない環境で動画を視聴されている方の場合は、買う価値はあります。
現在、TOEIC対策コースを受講している方でも、誰でもいつかは退会する時が来るでしょう(てか、むしろ無料体験中に講義だけ受けて退会とか笑)。
ですから、退会した時のために、まとめノートを自分で作るか、もしくはテキストとして買っておくことは有益です。
3.2 「スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース」の受講者でない場合
最初に述べたとおり、スタディサプリTOEICのテキストは、スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースの受講者でなくても、購入することができます(詳しくは、リンク先の公式ページをご確認下さい)。
「じゃあ、TOEIC対策コースを受けずに、テキスト本だけ購入して勉強するのはあり?」
このように思われる方もいらっしゃるでしょう。
私個人の考えとしては、テキスト本だけ購入するのはおすすめしません。
理由:シンプルにコスパが悪い
スタディサプリTOEICのメインコンテンツは、関先生のパーフェクト講義とパーフェクト講義~英文法編~の2つですが、これをテキストで揃えると、合計で6600円(税抜き)かかります。
一方、スタディサプリTOEICは月額2980円(税抜き)です。
スタディサプリTOEICのメインコンテンツは、社会人の方でも、2ヵ月あれば十分、終わらせることのできる分量ですから、テキストだけ買うぐらいなら、スタディサプリTOEICを2ヵ月受講した方がコスパが良いのです。
また、お金の話は別にしても、関先生の講義を耳で聞いて(=聴覚で学習)、かつ自分でまとめノートを作り(=手を動かし、触覚で学習)、その後にノートを見返す(=視覚で学習)方が、購入したテキストをただ読むだけよりも、間違いなく学習効果は高いでしょう。
要するに、お金のことを考えても、効果を考えても、テキストを買って読むだけの学習はコスパが悪いのです。
以上、スタディサプリTOEICのテキストをレビューしてみました!
テキスト購入について、ごちゃごちゃ話しましたが(笑)、確実に断言できるのは、テキストを買う/買わないに関係なく、自分でまとめノートを作ることが最も学習効果が高いということです。
当記事が、スタディサプリTOEICに興味を持っている方の参考になれば幸いです。
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