英語ブロガーのアツトです。
最近、就職や転職でもTOEICのスコアが、重視されてきていますね。
私は元々、ITエンジニアとして就職し、その後、翻訳者に転職したのですが、就職の時にも転職の時にも、TOEICのハイスコアは確かに有利でした(就職活動時には890、転職活動時には985を持っていました)。
実際、DODAの調査によると、TOEICスコアを持っている人と、そうでない人とでは、平均年収に100万円近くの差がついているそうです。
しかし、かと言って、大人はTOEICの勉強ばかりに時間をつかっていられないのも事実です。
そのような意味で、いつでもどこでも気軽に勉強できるTOEICアプリは社会人の強い味方。
朝起きてからの10分、通勤電車の20分、昼休みの10分など、アプリを活用して英語との接触時間を増やしましょう。
当記事では、TOEIC985である私が実際に使ってみて、「これは絶対に使える!」と思ったTOEIC学習アプリを厳選してご紹介します。
1. TOEICアプリを選ぶポイント
1.1 そもそも基礎英語は大丈夫?
まず、いきなり冷や水を浴びせるようで申し訳ないですが、
中学英語が危ない方は、TOEIC対策の前に基礎英語の勉強をしましょう!
TOEICで出題される英語は、立派なビジネス英語です。
もし、あなたが中学英語も危ない場合、いきなりTOEICの勉強を始めると問題を解いても理解ができず、答えを丸暗記するような学習になってしまう危険性があります。
その場合、いつまで経っても本当の実力が身につかず、TOEICのハイスコアは狙えません。
TOEICの学習を始める場合、いきなり問題に取り組みたい気分も分かりますが、初心者の方は急がば回れの精神を持ちましょう。
1.2 「TOEIC対策アプリ」にこだわる必要は無し
TOEICの勉強をする場合、まさに「TOEIC向けの」アプリを探している方も多いと思います。
しかし、TOEIC向けのアプリに限らず、現在では様々な良質な英語アプリがあるため、そうしたアプリを活用しないのは非常にもったいないです。
特に、英語初心者の方の場合、いわゆるTOEICアプリを使うよりも、一般的な英語アプリを使う方が、長期的には効果が高くなります。
ですから、この記事では、具体的におすすめの英語アプリについても記載しています。
1.3 無料よりも有料アプリの方が質が高いのは事実
最近、youtubeに代表されるように、無料の教材やアプリの数が増えています。
もちろん、無料だから質が低いとは限りませんが、現在では、まだ有料アプリの方が無料アプリよりも質が高いのは間違いありません。
英語力を効率的にアップさせる機能や、解説の丁寧さなど、まだまだ大きな差があります。
特に、無料アプリは問題が解けるだけで解説がほとんどないものが多いので、ある程度英語が得意な方はそれでも良いと思いますが、初心者の方にとっては辛いものがあります。
TOEICでハイスコアを取ると、仕事の幅が広がることや転職による年収アップが狙えますので、無料にこだわって逆に損をしないように気をつけましょう。
2.【目的別】TOEICアプリおすすめを一挙紹介
以下では、具体的におすすめのTOEICアプリ(or英語アプリ)を目的別に紹介しますので、是非、自分にピッタリのアプリを見つけて下さい。
2.1【TOEIC対策全般】スタディサプリTOEIC(←イチオシ!)
個人的にイチオシのTOEIC対策アプリがスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースです。
スタディサプリTOEICは、リクルートが制作したPC・スマホどちらからでも受講可能なオンラインTOEIC講座。
「パーフェクト講義」、「実戦問題集」、「実戦問題集(NEXT)」、「TEPPAN英単語」、「パーフェクト講義(英文法編)」、「基礎英文法」のコンテンツから構成されています。
特におすすめなのが、TOEIC指導の第一人者である関正生先生によるパーフェクト講義です。
TOEICに効果的な勉強法、頻出問題パターン、多くの受験生が陥る失敗パターンなど、TOEICの本質をビシビシと突いてくる講義が150レッスンに凝縮されています。
#スタディサプリ の #TOEIC 版アプリの講義動画めちゃめちゃ役立つな。「リスニングは真剣に聞いた量だ。集中してディクテーション(書き取り)しろ!」はまさしく真理!これ一番のTOEIC勉強アプリだわ。#recruit すごいわ
— 金ちゃん (@knym) 2018年1月27日
TOEICあんまり実践的じゃないって聞くけど、試しで受けようとスタディサプリでちょいと勉強してみたら、普通に使われる表現や語法がいっぱいあった。普通にバンバン使われてるけど。しかし関先生の説明はピカイチだわ。
— toko (@hare_sora) 2018年2月26日
この前受けたTOEICの結果。3月445➡︎今回610。凄い伸びた!
100点くらいはスタディサプリの関先生のおかげだと思う。次の目標は700点。
Keep going!#TOEIC pic.twitter.com/CHN2VYR8jw
— Takitani (@takkipon) December 3, 2019
TOEIC対策コースは月額2980円(税抜き)と少し割高ですが、最重要コンテンツであるパーフェクト講義は1~2ヵ月で完了する分量です。
ですから、のんびり受講するのではなく、短期集中で利用するのがオススメ。
普段、ダラダラと勉強しがちな人ほど、月額料金のプレッシャーをかけるのは、ある意味で有効ですね(笑)
2.2【基礎英語】Duolingo
上で書いた通り、中学レベルの英語があやしい方は、いきなりTOEIC対策を始めるよりも、まずは基礎英語を固めた方が効果的です。
そんな方におすすめのアプリはDuolingoです。
Duolingoは、世界で一番ダウンロードされている無料の語学学習アプリで、単語、文法、リスニング、ライティングなど、英語の幅広いスキルを超初心者レベルから勉強することができます。
パズルを並べ替えるような問題もあり、ゲーム性の高さも一つの特徴です。
Duolingoが簡単と感じるようになったら、本格的なTOEIC対策に進むと良いでしょう。
また、アプリではありませんが、以下の書籍も中学英語の復習に大変おすすめです。
Duolingoは無料アプリということもあり、やはり解説は少ないので、こういう本を一冊ぐらい持っていた方が、復習もしやすくて良いでしょう。
2.3【TOEIC単語】スタディサプリ英単語
TOEICの単語を効率よく学びたい方におすすめなのが、無料アプリのスタディサプリ英単語です。
スタディサプリ英単語では、TOEIC600対策(800語)、TOEIC730対策(540語)、TOEIC860対策(240語)の3つのセクションに分かれており、自分の目標に応じてレベルを選択することが可能です。
このアプリが優れているのは苦手克服道場という機能で、間違えた問題は自動的に苦手克服道場に登録され、後から復習することができます。
↑reinforceを間違えたので、自動的に登録されている。
ぶっちゃけスタディサプリ英単語があれば、単語に関しては本を買う必要もありません。
レベルはTOEIC860対策までしかありませんが、実際に900点突破も狙えます(私が985点を取った時に使っていた単語帳も860点レベルのものだったので、あまり神経質になる必要はありません)。
スタディサプリ英単語の機能の詳細は以下の記事で解説しています。
2.4【基礎英文法】早打ち英文法
早打ち英文法は、中学・高校レベルの英文法が総復習できる無料アプリです。
be動詞から始めて、仮定法までがカバーされており、右図のように、バルーンを並び替えて問題を解くことで、楽しく英文法の学習をすることができます。
ただ、これはduolingoについても言えることですが、問題を間違えた時の解説がないというデメリットがあるため、解説が欲しい方は、やはり上で紹介したスタディサプリTOEICの「基礎英文法」に取り組まれることをおすすめします。
2.5【TOEIC文法1(iphone向け)】文法・語彙対策840問 for TOEIC
文法・語彙対策840問 for TOEICは、iphone向けのTOEIC文法アプリで、買い切り型の有料アプリです(料金は変動する可能性があるため、ここには記載しません)。
Part5の練習向けに、600点対策、730点対策、860点対策、990点対策それぞれに210問ずつ、計840の問題が提供されています。
やはり有料アプリだけあって、問題に解説がついているのはありがたいですね!
Part5対策であれば、このアプリ1つで十分すぎるほどの学習ができるでしょう。
2.6【TOEIC文法2(android向け)】TOEIC文法640問
TOEIC文法640問は、上で紹介した「文法・語彙対策840問 for TOEIC」と同じ会社が制作している、android向けの類似アプリです。
470点対策、600点対策、730点対策、860点対策と4つのパートに分かれており、160問×4パートで合計640問になっています(なぜか分かりませんが、iphone版とレベルがずれているのが面白い笑)。
このような文法問題は、スキマ時間にコツコツと解けて、ありがたいですよね。
また、iphone版でも同様ですが、間違えた問題はまとめて復習する機能もあるため、苦手を克服しやすいという特徴もあります。
2.7【基礎リスニング】English Upgrader
English Upgraderは、TOEICの公式による英語学習アプリです。
「TOEIC公式!?じゃあ、このアプリで対策すればバッチリなの?」
という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、ここで注意して頂きたいのは、
English Upgraderは、英語学習アプリであって、TOEIC対策アプリではない
ということです。
実際、公式サイトにも「このアプリの内容はTOEIC Programの出題内容とは関係ありません。みなさんの英語学習にお役立てください。」と注意書きがあります。
しかし、それでもこの記事でおすすめしているのは、English Upgraderは、TOEICで出題されるビジネス英会話ととても似ているからです。
「同僚からの留守電を聞く」だなんて、いかにも、TOEICでありそうなシチュエーションですね笑
また、TOEIC本番さながらのクイズまで用意されています。
TOEIC公式は、 English Upgraderと公開テストとの関連性を否定していますが、扱われる英語や問題はとても良く似ています。
ですから、公式の発言に惑わされることなく、思う存分利用しましょう笑
2.8【TOEICリスニング1】Listening for the TOEIC Test
Listening for the TOEIC Testは、無料のTOEICリスニングアプリで、Part1からPart4まで膨大な量の練習問題が用意されています(iphone版、android版)。
本当にひたすら問題を解くためのアプリですので、答えとスクリプトは見ることができますが、解説などは全くついていません。
答えを見て理解できる、既に中級以上の英語力を持っている方におすすめのリスニングアプリです。
2.9【TOEICリスニング2(android向け)】 TOEICテストリスニング360問
TOEICリスニング360問は、上で紹介したTOEIC文法640問の姉妹アプリです。
600点対策、730点対策、860点対策と3つのパートに分かれており、120問×3パートで合計360問になっています。
このアプリがすごいのは、なんと、TOEICでクセのある4ヶ国分の発音を収録しているところです。
TOEICのリスニングアプリはたくさんありますが、このようなクセまでしっかりと対応しているアプリはかなり貴重です。
文法版と同じく、間違えた問題をまとめて復習する機能もあるため、効率的な学習が可能です。
3.【最後に】膨大なTOEICアプリの中で迷った場合にはどうする?
以上、TOEIC対策におすすめのアプリを紹介しました!
最近はリリースされるTOEICのアプリが数がますます増えていて、どのアプリを使えば良いか迷うこともありますよね。
その場合は、最初に紹介したスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースの利用をおすすめします!
スタディサプリTOEICは、関先生によるパーフェクト講義はもちろん、問題演習の量や解説、機能性も一番充実していて、正直、このアプリ一つを使えば、他のアプリは必要ありません。
趣味ではなく、本気でTOEICのスコアを伸ばしたい方には、投資する価値がとても高いアプリと言えるでしょう。
皆様の検討をお祈りしております。
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