映画「ハイスクール・ミュージカル」で歌いながら英語を学ぼう

翻訳家ブロガーのアツトです。

映画「ハイスクール・ミュージカル」は、アメリカの高校を舞台にしたミュージカル映画で、エミー賞において6部門ノミネート、2部門受賞した大人気作品です。また、本作のサウンドトラックはビルボードのアルバムチャートBillboard 200で1位を獲得するなど、その挿入歌も注目されました。

さて、英語学習において、英語の曲を聴いたり歌ったりしながら勉強するというのはとても効果的です。そこで今回は、「歌いながら英語を学ぶ」というテーマで映画「ハイスクール・ミュージカル」についてご紹介してみたいと思います。



1. 歌いながら英語を学ぶ際のポイント

「英語を学ぶのに洋楽が適している」というのはよく聞く話ですが、ただなんとなく聞いているだけではなかなか身につきませんよね。単に曲を楽しむだけでなく学習に結び付けていくためには、いくつかポイントがあります。おすすめの学習手順をご紹介していきましょう。

  • 歌詞を見ずに聞く

→まずは普通に音楽を楽しむ感覚でOKです。ミュージカルですので、ダンスを見て楽しむのもいいですね。

  • 歌詞を見ながら聞く

→繰り返し聞いているうちに、ところどころ英単語が聞き取れる箇所が出てくると思います。そうなったら歌詞カードや英語字幕を見ながら、自分の聞き取っていた単語が合っていたかどうか確かめてみましょう。

  • 歌詞の意味を理解する

→歌詞の和訳を見たり、わからない単語を辞書で引いたりしながら、歌詞の内容を理解しましょう。誰に向けたどういう曲なのかが分かると、より曲への愛着もわきますし、どの部分に想いを込めて歌えばいいかが分かります。

  • 歌ってみる

→ここまでくると、メロディーも覚えてしまっているでしょう。発音に注意しながら、音楽に合わせて歌ってみましょう!

それでは以上の手順で、さっそく実際に作中の挿入歌を使って英語の勉強をしていきましょう!!

2. Start Of Something New(はじまりの予感)

「ハイスクール・ミュージカル」は現在3作目まで公開されており、ヒロインが転校してきて恋が始まる1作目、夏休みを描いた2作目、そして卒業年度を迎える3作目があります。

この「Start Of Something New(はじまりの予感)」は、1作目で主人公の二人(トロイ・ガブリエラ)が初めて出会う場面で歌われる曲です。

突然司会者に指名されてデュエットを歌うことになった二人ですが、この曲を通じて心を通わせるのが手に取るように分かります。使われている単語が簡単で、初めて洋楽に触れる方にもおすすめの一曲です。

*サビ部分

This could be the start of something new

(これはきっと何かのはじまり)

It feels so right to be here with you

(君とここにいるとそう感じられる)

And now looking in your eyes,I feel in my heart

(今、君の瞳を見ていると感じるんだ)

The start of something new

(はじまりの予感を)

”feel so right”は直訳すると「正しいと感じる」という意味ですが、ここでは運命の相手と出会ってとてもぴったりきているという気持ちを表しています。

3. Get’cha Head in the Game (大切なのはバスケット!)

初対面でデュエットして意気投合した二人ですが、休暇を終えてそれぞれの住む場所へ帰ってしまいました。

ところが新学期がスタートしたその日、転校生として教室に現れたのはまさかのガブリエラ!再び自己紹介を交わした二人は徐々に距離を縮めていきます。

そんな中、学校の演劇部が毎年恒例のミュージカル公演のためオーディションを行うことに。自分がキャプテンを務めるバスケットチームの決勝試合が近づく中、ガブリエラと一緒にミュージカルに出たい想いを捨てきれないトロイ。

父親の期待に応えるためにも、再びバスケットボールに集中しなければ!という気持ちで歌うこの曲は、バスケットボールを使ったキレのあるダンスでも有名になりました。

やや早口で、発音の強弱もはっきりしていて初心者の方には難しく感じるかもしれませんが、かっこよくてチャレンジしがいのある一曲です。

*後半部分

Why am I feeling so wrong?

(なぜ間違ってる感じがするんだろう?)

My head’s in the game

(頭はゲームに集中してるのに)

But my heart’s in the song

(心は歌に向かってしまう)

→”in”の解釈の仕方は悩みどころですが、「頭はゲームの中、心は歌の中にある」と直訳してしまうと伝わりづらいため意訳しています。

4. Breaking Free(自由をつかめ)

バスケも歌も頑張る決意をしたトロイは、見事ガブリエラとペアでオーディションの二次選考に残ります。

そこで歌ったのがこの「Breaking Free」です。バスケットボールしかしてこなかったトロイと、勉強しかしてこなかったガブリエラが、それぞれに自分を解放して伸び伸びと歌う様子が微笑ましいですね。

日本人の苦手な”TH”や”R”の発音もたくさん登場しますので、注意して歌ってみましょう。

*冒頭部分

You know the world can see us in a way that’s different than who we are

(この世界が見ている僕たちは本当の僕たちの姿じゃない)

Creating space between us till we’re separate hearts

(世界が2人の仲を引き裂くこともある)

But your faith it gives me strength

(でも2人の絆が力をくれた)

Strength to believe

(信じる力を)

文頭につく”you know”は「~だよね」や「~じゃん」といった意味で、相手に話しかけて同意を求めるような場合に使います。ここでは、自分と同じように本当の姿をさらけだせずにいたガブリエラに、「これからは巣の自分を出していこうね」と語りかけるようなニュアンスになっています。

5. Bet On It(自分を取り戻せ)

シリーズ2作目からも1曲ご紹介しておきましょう。

夏休みにリゾート地でアルバイトすることになったトロイとガブリエラは、二人で過ごす時間を楽しみつつもそれぞれに卒業後の進路に悩んでいました。そんなトロイに名門大学のバスケチームからお誘いがやってきます。有頂天になってしまったトロイは、チームの仲間やガブリエラを無いがしろにして大学のチームメンバーと過ごすようになり、ガブリエラと仲違い。

この曲はそんな自分に気づいたトロイが、立ち直ろうと一念発起するときに歌う曲です。

早口で”Bet On It”を繰りかえすところがあるのですが、「ベット オン イット」と一語一語発音していては到底リズムに追いつきませんので、「ベドニッ」のような感じで発音することになります。詳しくは曲を聞いて確認してみて下さい。

*サビ部分

I’m not gonna stop, that’s who I am

(決して立ち止まらない。それが僕だ。)

I’ll give it all I got, that is my plan

(ベストを尽くす。それが僕の計画だ。)

Realize on what I lost you know you can

(失ったものを取り戻せるかわからないけど)

Bet on it, bet on it, bet on it, bet on it

(まず自分を取り戻すんだ)

”bet on it”とは直訳すると「それに賭ける」という意味です。あえて「自分を取り戻す」としているのは、自分自身に失望してしまったトロイが「自分を信じて、もう一度自分に賭けてみたい」と感じている想いをより表現するためです。ここはいろいろな意訳があっていいのかなと思います。

6. 映画「ハイスクール・ミュージカル」で楽しく歌って英語も学ぼう♪

映画「ハイスクール・ミュージカル」は、アメリカの高校生が話すリアルな英会話を学びながら、英語の歌を歌う練習もできる、英語学習の観点では一石二鳥の作品となっています。

ぜひみなさんも楽しく歌いながら英語を勉強してみてくださいね!

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